自作のピザ窯作り記録 6日目
自作のピザ窯作り記録 6日目
目次
前回の記事
アーチの土台をはずす
前回、耐火レンガを木材で作ったかまぼこ型の土台に積んで
耐火モルタルで固めました。
1週間ほど乾燥させたので今回は、かまぼこ型の土台を取ります。
アーチの内側はこんな感じになっています。
木材で作ったかまぼこ型の土台は一列ごとにネジで止めてあるので
それを一つ一つ外していきます。(画像の赤丸の部分)
側面から一つ一つネジを外していきます。
かまぼこ型の土台の側面の板をくりぬいていた理由は
ネジを外した後に土台の中に手を入れて、板を外せるようにするためです。
アーチができた!
『 なんという事でしょう! 』
そんなため息が出てしまいます。
土台の支えがなく、レンガ同士が押し合い自力でアーチができています。
人間が乗ってもおそらく大丈夫ですが、今はちょっとやめておきます(笑)
土台を外したアーチの内側はこんな感じになりました。
かまぼこ型の土台の上にシートをかぶせていたので
アーチのすき間から耐火モルタルがたれて下に落ちることなく
とどまっています。
後でアーチの内側に耐火モルタルを塗り仕上げをしていきます。
ピザ窯の内側を仕上げる
耐火レンガを積んだだけでは、レンガとレンガのすき間が残っているため
そこから熱が逃げてしまう恐れがあります。
それを防ぐために、窯の内側から耐火モルタルをぬっていきます。
家の断熱材のような役割です。
窯の内側は手が届かないところが多いので、
思い切って体を窯の中に突っ込んで塗っていきます。
初めは、コテを使って塗ってみましたが、うまくできないため
開き直って素手で塗ってみたら楽にできました。
何だか東南アジア諸国の家を作っているような気分です。
内側はこんな感じになりました。
これで窯の内側の断熱もばっちりですね。
窯の入り口にもアーチを作る
窯の入り口にもアーチ型のデザインが良いという事で
先ほどとは大きさや曲線が異なる、アーチを作っていきます。
同じように木材でかまぼこ型の土台を作り、その上に耐火レンガを並べていきます。
前回、窯の大きなアーチを作った経験から、腕が上がり
今度は手際よく作ることができました。
ピザ窯の側面を作る
ピザ窯の入り口のアーチを乾かしている間に
今度はピザ窯のアーチの側面に耐火レンガを積んでいきます。
耐火レンガの端がアーチの側面に沿うようにするため
角度に合わせて耐火レンガの端をカットしていきます。
耐火レンガをカットするのは、木材と違い固くて時間がかります。
カットする際は粉じんが舞うため、マスクをして吸わないようにします。
振動もあり何個もカットすると、かなり疲れます。
微調整はやっぱり人の手でカナヅチを使って削っていきます。
一番上の最後のレンガは、端っこだけではなくて
上部も曲面に削り、厚みも調節しなければなりません。
こんな感じ(動画)
煙突用の穴をつくり、そこから煙突をさします。
側面の一番上のレンガは少しずつカナヅチでたたいて削り
ぴったりはまるように調整します。
美しいアーチ
アーチの側面が前面だけ出来上がりました。
なんとも美しいアーチ曲面とそれを埋める側面が出来上がりました。
塗れたスポンジで表面についたモルタルを掃除すればさらにきれいになります。
前面には煙突用の穴を作りました。
ここから煙を排出させます。
内側からはこんな感じに。
裏側の側面はまだ作っていないので、そこから頭を突っ込んで
前面の裏側に耐火モルタルを塗り、目地をふさいでいきます。
完成まであと少し
ピザ窯の全貌がある程度出来上がってきました。
残りは裏側の側面とアーチ部分の目地を仕上げれば完成となります。
今日はここまで。
あと1日で完成します、わくわくが止まりません。