自作のピザ窯作り記録 3日目
自作のピザ窯作り記録 3日目
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耐火レンガを仮設置
前回作ったピザ窯の土台の上に、設計図通りに耐火レンガを積んでいきます。
設計図通りにレンガを積むことで、設計がうまく行くのかどうか、
実寸で目で確かめることができます。平面図と実寸ではやはりイメージが違います。
実際にレンガを積んでみると、思ったより大きな窯になることに気が付きました。
大きなピザ窯にした理由としては、ピザのほかにパンを焼きたいという
施主さんからの強いご要望がありましたので、大きめな窯になりました。
アーチの土台を作ろう
ピザ窯のアーチ部分をきれいにそして確実に作り上げるためには
かまぼこ型の土台を作る必要があります。
かまぼこ型の土台は木材を使用して作ります。
なぜかというと
・簡単にカットして形を作りやすい。
・アーチを作った後、そのまま火入れで燃やすことができる。
という点です。
かまぼこ型の土台の寸法を設計図できちんと作ることは
図面を作るような建築士とかCADを仕事で使っている人なら
簡単にできると思いますが、一般の人はなかなか難しいはずです。
そこで、アーチ部分の手前まで設計図通りに耐火レンガを積み上げてから
縦横の実際の寸法を改めて測ったうえで、
どれくらいのアーチの高さや曲線にしたいかというイメージを考え
アーチの高さを決めます。
それぞれ図った実際の寸法を大きな紙で書き起こしてから
アーチの耐火レンガがいくつ並べられるかを実際にやってみて
目で確かめることです。
こうすることで、頭の中だけで描いていた2次元の設計図が3次元の立体に
変わっていくので、設計のずれに気が付きます。
精密な寸法を測ってその通りに積み上げていくことは現実的に難しいので
現場での臨機応変を柔軟に対応できるような心構えが必要です。
また、多少のずれや細かいところは気にしないことです。
耐火レンガを積み上げよう
アーチ型のかまぼこを木材で作った後、ピザ窯にのせてアーチを作ってみます。
耐火レンガを仮置きしているだけですが、実際の大きさが目で見てわかります。
やはり図面で頭で描いたものよりもずいぶんリアルです。
アーチの部分に並べた耐火レンガのすき間には、木片で作ったくさびを打ちます。
くさびは実寸でおおよその角度を測り、その角度に合わせてカットして作ります。
そうすることで、アーチがきちんと出来上がっていきます。
実際に出来上がったアーチはやはり美しいですね。
わくわくが止まりません。