小屋にできたハチの巣を駆除してみたら

小屋にできていたハチの巣

 

ある日突然発見

小屋の物置の奥の方へ、ハチが飛んで行ったような音がした。

ハチの姿は見えなかったが、もしかしてと思い、

物置の奥に立てかけていた木の板をどかすとなんと!


 

大きさは小学生の手をグーにしたくらいの大きさ。

スズメバチの様ではなさそうだと思ったのだが。はたして・・・。

 

とっくりバチ?

とっくりバチといえば、黒くて細い体に黄色い線の模様が入った蜂で、

体は小さく体長は10mm~15mm程しかないという事ですが、

このハチの巣の正体はいったい何バチなのだろうか?

また、ハチの巣も白っぽい泥色のはずなのですが、

どうやら雰囲気がちがうのです。

 

取りあえず駆除を試みる


ハチのスプレーを用意して、ハチの巣の入り口から噴射してみることにした。

このハチの巣プレーは、ハチにかかれば大半のハチは死ぬという

私なりの実績があったので、安易な気持ちで駆除を試みたのでした。

ハチの巣の入り口付近まで近寄り、スプレーの口を入口から中心部に向かって

「いざ、噴射!」

一瞬のことでした。

ものすごい羽根の音をたて、ハチの巣から頭を出してきた

ハチの姿は・・・

とっくりバチだと思っていた黒色の頭をしたハチではなく

オレンジ色をした体長3cmはある大粒のハチ!

「これはもしかして!!」

とっさに、その場からダッシュで私は逃げ去りました。

2~3mほど私を追っかけてくるかのようでしたが、

どうやらスプレーの薬が効いたのか、空中でよろめき方向転換し

上空へと飛んで行ってしまいました。

ハチが逃げ去り、状況は落ち着いたので改めて冷静になって

色々としべてみると、なんと!

 

とっくりバチではなくスズメバチ!

 

 

 

 

北隆館『新訂 原色昆虫大図鑑 第3巻』より転載

いろいろ調べた結果、コダカスズメバチというスズメバチの仲間でした。

いやいや、焦りましたね。

こんなオレンジ色の頭のハチがニョキッと顔を出したら、

どうみてもスズメバチじゃないかと思ってしまいます。

というか、スズメバチでしたが。



いやいや、もう、刺されなくてよかったと後で反省しました。

ハチがもういないことを改めて確認し、ハチの巣を取り除きました。

 

ハチの巣をよく観察すると、これは自然の芸術作品ですね。

どうしてこのような色合いになるのか、複数の場所から色々な土を

集めてきた結果なのか。

 

ハチの巣を見つけたら、まずいろいろと調べて確認することと

難しければ専門業者に相談するなど、自分で勝手にやらないことだとを

無茶な行動の結果あらためて実感しました(笑)

 

皆さんお気を付けて。

 

 

ハチの巣の近くに置くだけで、いつの間にかハチの巣を駆除するエサ剤。

こんな便利なものもあるんですね。